DXの奨め
【まずはじめに、DXとは!】
・国内で、全市全郡のカードを集めるように、世界各国のカードを集めて楽しむのが、アマチュア無線の魅力です。
・始めは、手に汗握る交信ですが、要領が分かると、そんなに難しい物ではありません。
・私の場合、聞き取りがあまりうまくありませんでしたので、友人にサポートを受けながら交信していましたので、ありがたい存在で、こういう仲間を
持つ事も、大事だと思います。
・私の経験ではありますが、皆様のハムライフが、もっと楽しい物になることを期待して、DXの交信の仕方と、カードの交換のやり方を紹介します。
【パート1:マイコールサイン】
自分のコールサインをフォネティックコードで発音してみて、流れの良い(相手に伝わりやすい)フォネティックコードを使う。
たとえば、JJ6QYFならば、ジャパン ジャパン シックス クイーン ヤンキー フォックス
(JJの時、ジャパン ジュリエットと言ってる人がいますが、ジャパン ジャパンの方が良いと思います)と、なります。
これは、大変個人差はありますが、とにかく相手にいかにコンタクトしてもらうかがポイントです
(英語的な流れの言い方は単語の語尾を、ジャパンUP ジャパンUP シックスDOWN クイーンUPヤンキーUPフォックスDOWNとすると
英語らしいイントネーションになります。)
【パート2:交信の仕方】
DXをやっていると、ラストツーコールの場合があります、この場合は、ヤンキー フォックスを二度ほどコールします相手から
「ヤンキー フォックス ゴアヘッド」ときたら、後はゆっくりと「ジャパン ジャパン シックス クイーン ヤンキー フォックス」と二度ほどコールし
「ユア ファイブナイン(DXの世界では、聞こえたら「ファイブナイン」が普通です) キュウエスエル」とコールします。
後は、こちらのシグナルレポートを確認したら、交信成立です。
【パート3:ログ管理】
交信が出来たら必ず、最低この3つは、記録して下さい。(ログ管理)
1 相手のコールサイン
2 交信時間(世界標準時間、日本の場合は−9時間)
3 シグナル レポート、
【パート4:カード交換方法】
さていよいよ、カードの交換をします。DXをする上で一番重要になるのが、カードいわゆるコンタクトをしたかどうかの証明です。
1.JARLで交換【ビュウロー】
ビュウローの交換は出来る国と出来ない国があります、又、交換までに数年かかる場合もあります。
(よく出る国は、カード交換も容易ですのでビュウローで十分だと思います。)
2.オペレーターに直接カードを交換する方法(サセダイレクト)
なかなか出てこない国の中には、数年に一度とか。政情不安な地域があったり、無人島だったり、気象条件が過酷な所 だったり、
世界の至る所へチームを組んで出かけていき電波を出してくれる人がいます。
こんな時は是が非でもコンタクトしてカード交換したいものです。
そんな時は、ダイレクトにオペレーターやQSLマネージャー(カード交換をサービスしてくれる人)に郵送で交換します。
A カード交換に必要なもの
(1) カード自分のカードを作るときは、カードのサイズを[W14Cm×H9Cm]にする。
これは海外に送るとき切手代がわずか数gで節約できます。又カードは片面ですべて分かるようにします。
(注意)DXの場合たくさんのカードを処理しますので、いちいち裏表見ないといけないカードは、喜ばれません。
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カードのサイズを[W14cm×H9cm]カードは 片面ですべて分かるようにします。 |
(2)封筒2枚
1枚目は往信用:相手の住所、氏名を出来れば手書きで書く。
そして、一番下の欄に[国名]をハッキリ書いておけば良いです。
2枚目は返信用:「自分の住所、名前、コールサインを書く。この時漢字で書いてもちゃんと届きます。
返信用封筒にコールサインを書くのは、サービス局にとって、封筒が確認できて、処理しやすい
そして、一番下の欄に[JAPAN]とハッキリ書いて、赤鉛筆でアンダーラインを引いておけば
良いです。
(3)[1$]又は[IRC] ドネィション(寄付)
[1$](グリーンスタンプとも言う)又は[IRC](国際返信切手\150)は郵便局に行くと有りますので、
いずれか1枚入れてあげましょう。
是が非でもほしいカントリーや、チームを組んで出かけた所などは2枚〜3枚程入れると良いと思います。
それは、返信の切手を貼ってカードを、送ってもらうと言う事と、残った分は寄付の意味もあります。
B カードを送るときの工夫
世界には、いろんな国や人がいます。良い人がほとんどですが、まれに悪い人がいます。
海外から送ってくるアマチュアの手紙には、お金が入っていることを知っていその金を
取って後は捨てられる場合があります。
こんな事の無いように、送り方にも工夫をしましょう。
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右は返信用の封筒、左は往信用の封筒 |
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1$札又はIRCを返信用の封筒に入れます |
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1$札又はIRCを入れた返信用の封筒を2つ折にしてカードをはさむ、 この時コールサインが見えないようにはさむこと |
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中のお金やカードが見えないことを確認する。 |
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全部を相手の宛名を書いた封筒に入れて封をする。 |
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写真の文字は、仮です。 実際は、手書きで相手の住所など書いた方が良いと思います。 |
C いざ、郵便局へ
郵便局へ行ったら重さを量ってもらいます。
国によって料金は異なりますが、支払いをしたら「よろしく」の一言でもかけて、帰りましょう。
D これで一応すべての作業が終了
後はカードを待つばかりです。
早いところでは、2週間ほどで来ましたが、焦らずにのんびり待ちましょう。
しかし、待てども待てども、こない場合がまれに有りますのでその時は、そのカントリーの
他のオペレーターをトライして下さい。
DXについての情報はDXSPASやQRZ.COMなど有りますので、是非ブックマークを
お薦めします。
これで、貴方もDXの仲間入り。
後は、届いたカードをファイルする良いですよ。。
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5年程で、約250カントリーのカードを集めました。 |
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カードをファイルする |
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送られて来るカードと共に封筒や、コメントなどの印刷物も、一緒にファイリングすると、各国の切手とかいろんな物がコレクション出来ておもしろい。 |
JJ6QYF/加島